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デジタルで読む福澤諭吉


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eBOOK : 「西洋事情. 二編. 二

西洋事情. 二編. 二 - 80 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...に云く、一歳三百六十日、」魯西亜人の斎日は三百日にして、肉を食うべきは僅に六七十日のみと。その淫祀に惑溺すること斯の如し。毎室霊水の器を天井に掛け、室の隅には神棚を架し、灯を供えて守護神を祭り、家族老...


eBOOK : 「西洋事情. 二編. 三

西洋事情. 二編. 三 - 57 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...令を施し、進退意の如くならざるはなし。反て仏蘭西の朝廷に於ては、第十四世ロイス、その夫人メンテノンに惑溺して、内臣事を用い将師に任ずること固からざるが故に兵に将たる者は閾外の権を専にすること能わず、動...

西洋事情. 二編. 三 - 90 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...恐せざる者なし。残忍既に甚だしく、不信の心、又随て生じ、当時事を用る者の説に、耶蘇の宗旨は徒に人心を惑溺せしむるものなれば、之を廃すべしとて、寺院を毀ち、寺領を没入し、寺の宝器を鎔かして銭を鋳り、その...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 十五編

學問ノスヽメ. 十五編 - 6 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...駁し、異説争論、その極る所を知るべからず。之を彼の亜細亜諸州の人民が、虚誕妄説を軽信して、巫蠱神仏に惑溺し、或は所謂聖賢者の言を聞て、一時に之に和するのみならず、万世の後に至て、尚その言の範囲を脱する...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之一

文明論之概略. 巻之一 - 47 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...第三 天地間の事物を規則の内に籠絡すれども、その内に在て自から活動を逞うし、人の気風快発にして旧慣に惑溺せず、身躬からその身を支配して他の恩威に依頼せず、躬から徳を修め躬から智を研き、古を慕わず今を足...

文明論之概略. 巻之一 - 75 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
て至尊の考と至強の考とは自から別にして、恰も胸中に二物を容れてその運動を許したるが如し。既に二物を容れて運動を許すときは、その間に又一片の道理を雑えざるべからず。故に神政尊崇の考と武力圧制の考と之に雑るに道理の考とを以てして、三者各強弱ありと雖ども一としてその権力を専にするを得ず。之を専にするを得ざればその際に自から自由の気風を生ぜざるべからず。之を彼の支那人が純然たる独裁の一君を仰ぎ、至尊至強の考を一にして一向の信心に惑溺する者に比すれば同日の論に非ず。この一事に就ては

文明論之概略. 巻之一 - 76 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...者にして日本人は之に富める者なり。支那人は無事にして日本人は多事なり。心事繁多にして思想に富める者は惑溺の心も自から淡泊ならざるを得ず。独裁の神政府にて、日蝕の時に天子席を移し、天文を見て吉凶を卜する...

文明論之概略. 巻之一 - 100 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...は人民の智力を進めざるべからず。その条目は甚だ多しと雖ども、智力発生の道に於て第一着の急須は、古習の惑溺を一掃して西洋に行わるゝ文明の精神を取るに在り。陰陽五行の惑溺を払わざれば窮理の道に入るべからず...

文明論之概略. 巻之一 - 102 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...二の一物なれば、之を取るに於て何ぞ躊躇することをせんや断じて西洋の文明を取るべきなり。 前条に古習の惑溺を一掃するとのことを云えり。惑溺の文字はその用る所甚だ広くして、世の事物に就き様々の惑溺あれども...

文明論之概略. 巻之一 - 103 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...愛し、これを眷顧し、甚しきは〔他の〕不便利を問わずして只管これを保護せんとするに至ることあり。是即ち惑溺にて、世に虚飾なるものゝ起る由縁なり。譬えば戦国の時に武士皆双刀を帯したるは、法律の頼むべきもの...

文明論之概略. 巻之一 - 104 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
之を廃せざるのみならず、益この物を重んじ、産を傾けて双刀を飾り、凡そ士族の名ある者は老幼を問わず皆これを帯せざるはなし。然るにその実の功用如何を尋れば、刀の外面には金銀を鏤めて、鞘の中には細身の鈍刀を納るものあり。加之剣術を知らずして帯刀する者は十に八、九なり。畢竟有害無益のものなれども、之を廃せんとして人情に戻るは何ぞや。世人皆双刀の実用を忘れて唯その物を重んずるの習慣を成したればなり。その習慣は即ち惑溺なり。今太平の士族に向てその刀を帯する所以を詰問せば、その人の遁辞には

文明論之概略. 巻之一 - 108 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
護せんがためには他の利害得失を捨てゝ問わざるに至り、或は君主と人民との間を異類のものゝ如く為して、強いてその区別を作為し、位階、服飾、文書、言語、悉皆上下の定式を設るものあり。所謂周唐の礼儀なるもの是なり。或は無稽の不思議を唱えて、その君主は直に天の命を受たりと云い、その祖先は霊山に登て天神と言語を交えたりと云い、夢を語り神託を唱え、恬として怪まざるものあり。所謂神政府なるもの是なり。皆是れ政府の保つべき実威の趣意を忘れて、保つべからざるの虚威に惑溺したる妄誕と云うべし。虚実の

文明論之概略. 巻之一 - 111 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...るは、国の為に祝すべきに非ずや。然るに今実を棄てゝ虚に就き、外形を飾らんとして却て益人を痴愚に導くは惑溺の甚しきなり。虚威を主張せんと欲せば下民を愚にして開闢の初に還らしむるを上策とす。人民愚に還れば...

文明論之概略. 巻之一 - 112 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...は文明に由て損するものに非ず。その実は之に依頼して価を増すものなり。 世界中何れの人民にても、古習に惑溺する者は必ず事の由来の旧くして長きを誇り、その連綿たること愈久しければ之を貴ぶことも亦愈甚しく、...

文明論之概略. 巻之一 - 117 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
るべし。故にこの君国並立の貴き由縁は、古来我国に固有なるが故に貴きに非ず、之を維持して我政権を保ち我文明を進むべきが故に貴きなり。物の貴きに非ず、その働の貴きなり。猶家屋の形を貴ばずして、その雨露を庇うの功用を貴ぶが如し。若し祖先伝来家作の風なりとて、その家の形のみを貴ぶことならば、紙を以て家を作るも可ならん。故に君国並立の国体若し文明に適せざることあらば、その適せざる由縁は必ず習慣の久しき間に生じたる虚飾惑溺の致す所なれば、唯その虚飾惑溺のみを除て実の功用を残し、次第に政治の趣

文明論之概略. 巻之一 - 139 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
込み、孔子の如きもこの惑溺を脱すること能わず、生涯の心事は周の天子を助けて政を行うか、又は窮迫の余りには諸侯にても地方官にても己を用いんとする者あれば之に仕え、兎にも角にも土地人民を支配する君主に依頼...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之二

文明論之概略. 巻之二 - 14 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...説を計れば和漢の史中枚挙に遑あらず。世の学者はこの妄説を唱て啻に他人を誑かすのみならず、己も亦これに惑溺して自から信ずる者の如し。気の毒千万なりと云うべし。必竟古を慕うの痼疾よりして妄に古人を尊崇し、...

文明論之概略. 巻之二 - 30 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...こと容易なれども、世の文明を論ずる学者に至ては則ち然らず、比々皆庸医の類のみ。近く耳目の聞見する所に惑溺して事物の遠因を索るを知らず、此に欺かれ彼に蔽われ、妄に小言を発して恣に大事を行わんとし、寸前暗...

文明論之概略. 巻之二 - 44 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
ゝ有形の政に施し、古の道を以て今世の人事を処し、情実を以て下民を御せんとするは、惑溺の甚しきものと云うべし。その時と処とを知らざるは、恰も船を以て陸を走らんとし、盛夏の時節に裘を求るが如し。到底事実に...

文明論之概略. 巻之二 - 60 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...この非を正だすの術を求むべき筈なれども、或は然らずしてその官員も亦衆論者中の一人なるか、又はその論に惑溺してこれを悦ぶ者もあらん。この輩は所謂人を患るの地位に居て、人に患らるゝの事を為す者と云うべし。...

文明論之概略. 巻之二 - 61 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
事情なれば、憂国の学者は唯須らく文明の説を主張し、官私の別なく等しく之を惑溺の中に救て、以て衆論の方向を改めしめんことを勉むべきのみ。衆論の向う所は天下に敵なし、奈何ぞ政府の区々たるを患うるに足らん、...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之三

文明論之概略. 巻之三 - 99 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...に従い、後なるものは必ず旧教を奉ずべき筈なるに、亦決して然らず。譬えば今蘇格蘭と瑞典との人民は妄誕に惑溺する者多くして、仏蘭西人の穎敏活溌なるに及ばざること遠し。故に蘇瑞は不文にして仏蘭西は文明と云わ...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之四

文明論之概略. 巻之四 - 37 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
るのみならず、自から問うて自から答うべからず、心緒錯乱、思慮紛紜、一生の間、曖昧の内に惑溺して向う所を知らず、随て建て随て毀ち、自から論じて自から駁し、生涯の事業を加減乗除すれば零に均しきのみ。豈愍む...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之五

文明論之概略. 巻之五 - 26 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...あるは、人民のためには恰も天気時候の変化あるに異ならず。唯黙してその成行を見るのみ。武家興て神政府の惑溺を一掃したるの利益は第二章三十五葉〔本巻二四頁〕に論じたり 新井白石の説に、天下の大勢九変して武...


eBOOK : 「福澤文集. 二編. 巻二

福澤文集. 二編. 巻二 - 19 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...方には正理公論とて民権の説など唱へ人民は愚にす可らず我々良民は唯道理の在る所に基づき以て次第に世間の惑溺を解て遂には一国の方向を一にせんと欲すなどゝ説出す其有様は頭の頂から足の端まで道理を以て固めたる...


eBOOK : 「通俗国権論

通俗国権論 - 70 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...らず仏を拝せずして、よくその品行を維持せり。数百年以前までは、英雄豪傑と称する人物にして、或は神仏に惑溺したる者もなきに非ざれども、旧幕府二百五十年の太平に文物大に進歩して、儒林文壇、学者の社会には次...


eBOOK : 「時事小言

時事小言 - 225 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
明証するに足るべし。畢竟支那人がその国の広大なるを自負して他を蔑視し、且数千年来、陰陽五行の妄説に惑溺して事物の真理原則を求るの鍵を放擲したるの罪なり。天文を窺て吉凶を卜し、星宿の変を観て禍福を憂喜し...

時事小言 - 226 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ずるのみにして卜筮を弄ぶを恥るが如し。その仏を駁撃するは恰も儒者流の私なれども、この私論の結果を以て惑溺を脱したるは偶然の幸と云うべし。支那の儒者も孔孟の道を尊び、日本の儒者も孔孟の書を読み、双方共に...