2017/04/06 新たに 「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」 を公開しました。

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デジタルで読む福澤諭吉


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eBOOK : 「増訂華英通語. 上

増訂華英通語. 上 - 8 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
人書塾者歴有年所凡英邦文字久深切究恒慮華言英語不異北轍南轅爰将日用応酧事欵別類分門輯成一帙名日華英通語以公同好庶幾閲是書者開巻燎然既熟究巻中之声韻復推類以盡其余将見


eBOOK : 「西洋事情. 二編. 一

西洋事情. 二編. 一 - 103 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ずるに、第二法を以て上策とす。この法に従えば、各処の人民、皆自家の利否を謀り、その学校に心を用ること深切にして、金を費すことも亦苟且ならず。随て教師を選任するにも、自からその才徳を用て人選を誤ること勿...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 三編

學問ノスヽメ. 三編 - 8 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。○独立とは、自分にて自分の身を支配し、他に依りすがる心なきを云う。自から物事の理非を弁別して処置を誤ることなき者は、他人の智恵に依らざる独立なり。自...

學問ノスヽメ. 三編 - 16 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ことなり。これに由て考うれば、外国へ対して自国を守るに当り、その国人に独立の気力ある者は国を思うこと深切にして、独立の気力なき者は不深切なること推て知るべきなり。第二条 内に居て独立の地位を得ざる者は...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 五編

學問ノスヽメ. 五編 - 10 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
く、嘗て深切の意を尽すことなく、又その気力を見わすべき機会をも得ずして、遂に全国の気風を養い成したるなり。加之、今日に至ては尚これより甚だしきことあり。大凡世間の事物、進まざる者は必ず退き、退ざる者は...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 七編

學問ノスヽメ. 七編 - 11 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
と思うことあらば、深切にこれを告げ、遠慮なく穏に論ずべきなり。 人民は既に一国の家元にて、国を護るための入用を払うは固よりその職分なれば、この入用を出すに付き、決して不平の顔色を見わすべからず。国を護...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 十四編

學問ノスヽメ. 十四編 - 19 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...うべし。 古人の教に朋友に屡すれば疏ぜらるゝとあり。その訳けは、我忠告をも用いざる朋友に向て余計なる深切を尽し、その気前をも知らずして厚かましく異見をすれば、遂には却てあいそつかしと為りて、先きの人に...


eBOOK : 「學問ノスヽメ. 十六編

學問ノスヽメ. 十六編 - 17 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...のゝ如くに思込み、唯退て私に煩悶するのみ。口に怨言を発し、面に不平を顕わし、身外皆敵の如く、天下皆不深切なるが如し。その心中を形容すれば、嘗て人に金を貸さずして、返金の遅きを怨む者と云うも可なり。儒者...


eBOOK : 「童蒙をしへ草. 初編. 一

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 43 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...す事あり。如何で罪なき動物を無理非道に扱ふ可けんや。第二章 親類に交る心得の事親類好身の者に交るには深切を尽さゞるべからず。父母兄弟は親類の中にて格別なるものなり。我身の稚き時には父母我に食を与へ、父...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 57 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ざれば、何卒君の身代に立て給へと涙にむせび云ひければ、兄は其情に感じて共に涙を流し、身代に立たんとの深切は辱けなしと雖ども人を殺して身を救ふは大悪不道、まして親しき弟を如何で我身に代ふべきやといへど、...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 64 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...主人の為に働く人なり。故に家来の職分としては此働を為し且其主人を敬ふべし。主人の職分としては其家来を深切に取扱はざるべからず。都て家来を召使ふには容体らしく搆へ権柄を以て追使ふより、情をかけて丁寧に扱...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 66 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
あらざれども、若し此天理に戻てこれを召抱ることあらば成るべき丈け深切を尽し、せめて其身の不幸を軽くすべし。「スレイブ」にても恩ある主人の為には忠義を尽すものなり。(イ)シヽリイ国の君アルホンソの事シヽ...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 70 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
へ事へ、性質律義にして主人に深切を尽し、生涯奉公して身を終りし者なり。両人も亦マリを親しみ其交の有様、主従とは見へずして恰も仲よき友達の如し。三人の婦人追々老年に及ぶとき、主人二人の工夫にて三角三面の...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 71 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...銘あり。此有様を見るに三人の身分は固より同じからず、其一は家来にして其二は主人なり。されども家来より深切を尽せば主人も亦これを重んじ、誠を以て互に縁を結び、死後に至ては少しも貴賤軽重の痕を見ざるなり。...

童蒙をしへ草. 初編. 一 - 85 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...き身分とならざれば死せず』と後果して其言の如し。クレルクが性質よく物事を勉て耻を知り人物重々しくして深切なるに由り、其為す所の事一として仕損ずることなく次第に独立の活計を為すに至り、身代の富むに従て其...


eBOOK : 「童蒙をしへ草. 初編. 二

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 28 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...を知らざるなり』と。ニウトンは博く物を知り多く事を学びたる人物なれども其学才に誇らず、常に人に謙りて深切を尽し、仮令ひ賤しき身分の者にても之を粗末に取扱ふことなし。固より其時代に於て天下の人物ニウトン...

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 30 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
世間の附合に於て人々の言語挙動に自から定りたる式ありて、互に礼を重んじ深切を尽すが如くせざるべからず。譬へば手紙を人へ遣すとき先方の人は全く他人にても、之に対して自分の姓名を記すには君の賤しき家来たる...

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 36 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...て本の行列に加はゝり旅人も其場を過去たり。此事に就ては双方の間一言の言葉をも交らずと雖ども心やさしき深切より生じたる礼儀の挙動なれば、誰か之に感ぜざるものあらん。彼士官屯所へ帰りて事の次第を隊長へ告げ...

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 37 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
を尽して旅人の所作を称誉しければ、隊長も之を捨置き難しとて惣大将に言上したり。斯くとも知らず英人は其夕刻旅宿へ帰見れば陸軍の副将、本陣より使者として来り彼の英人を迎へ饗応せんとて待合居たり。英人も望の外の事ながら其意に任せ本陣に伴はれて厚き取扱を蒙り、此より英人の評判市中に流布して歴々の家に招待せられ、出立の時は方々への添書を貰ひ、伊太里の国中を快く旅行したりと云ふ。抑此英人は格別富貴の人にもあらざるに唯一時の愛情深切の故を以て当時名高き伊太里の国中を旅行し、王公大人

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 74 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...の鼠を尋ねければ、田舎の鼠は住居の小屋に有合ふ豚の塩漬など出して之を取持ち、馳走は粗末なるも客の扱は深切なり。食事終りて四方八方の話に面白く一夕を過し、其夜は客も此の小屋に一宿して翌朝暇乞して帰るとき...

童蒙をしへ草. 初編. 二 - 79 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
を受て右の腕を切り、右の足も全く叶はざる者となれり。バツトはこの災難に罹りしより友達の深切に任せて一時は其約介となりしかども、倩々自から思ひけるは私に人の扶助を願ふものは世上に其類少なからず。されば今...


eBOOK : 「童蒙をしへ草. 初編. 三

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 4 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...をかけ、言葉づかひとても柔かになるものなり。我より彼に柔かなる言葉をかくれば彼も亦其心和らぎて他人へ深切を尽すやうになるべし。斯の如く一人の情を以て二人の心を和らげ、二人は三人に及ぼし、三人は十人に及...

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 21 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ひ『我々が今日此場に集りて此葬礼を見送りたるは実に不思儀の縁と云ふべし。されば今又其生残りし寡婦へも深切の証しを示さゞる可らず。共々にいさゝかづゝの物を施し与へては如何や、若しさもあらば我にてよきやう...

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 24 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...人、汝を親まざるを得ず。或は世の中の職分に対して人の心に叶はざる事をも為すべき場合あれども、汝の心に深切を抱き汝の身の私欲を去り、人の幸福を進めんが為に汝の身の便利を棄ることあらば世に友なきを患るに足...

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 25 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...怒の心を程能くし、物事に堪忍し、人の罪を免す事我意を犯すものあれば怒を発し、我意に叶ふものあれば慈悲深切の情を起すは天より授りたる人の性なり。譬へば人の正しき挙動を見るときは我義気を満足せしめて自から...

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 58 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...事を為し少しも他に後るゝことなし。其性質温和にして騒がしからず、過ぎたるもなく及ばざるもなく、一様に深切なる徳を備へり。其ものを害せざるに至りては、一疋の蠅にても妄にこれを苦しめて怨を報るの心あらず。...

童蒙をしへ草. 初編. 三 - 66 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
共に其不幸を蒙らんものなり』と、又或時、国の貴族反謀を企て其姓名を記したる証拠の書付ありて君の手に入りしかば、君はこの書付を見もせずして寸々に引裂きたり。其心の寛かにして人の罪を免すこと斯の如し。君の口伝に云く『善人は正しき道を以てこれを護り、悪人は憐愍を以てこれを帰服せしむべし』と其後子イプルス及びシヽリイの両国も此君の領地となるべき場合に至りし処、これを争ふ者ありて遂に戦争に及びたり。此戦争に於ても君の深切なる徳を以て功を成せしこと軍勢の力に異ならず。ガエタの城を取りしも兵力を用ひた


eBOOK : 「童蒙をしへ草. 二編. 四

童蒙をしへ草. 二編. 四 - 15 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ことなり。世のために我一身を委ねて凡人の企て及ぶ可らざる所の功業を成したるは人を愛し理を重んずるの心深切なりと云ふべし。第二十章 職分に就き誠を尽す事金にても品物にても人の物を貰ひ、其代として先方の家...

童蒙をしへ草. 二編. 四 - 24 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ワシントンにあらずして合衆国の大統領なり。ジヨウジ、ワシントンの私の身を以ては初の人に対し力を尽して深切を表すべけれども、合衆国大統領の身にては之を如何ともすべからざるなり』と。(ハ)捌きの役人ガスコ...

童蒙をしへ草. 二編. 四 - 53 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
同申し合せ山に狩して獣を捕り、其皮を以て君の失ひし品物の代をも償ひ、又先に君の同国の人が深切に焔硝の作方を教へ呉れし志にも報ゆる積なりと云ひければ、商人は尚も土人を欺かんとし『焔硝の苗は仏蘭西の国にて...


eBOOK : 「童蒙をしへ草. 二編. 五

童蒙をしへ草. 二編. 五 - 25 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...を打砕くなど乱妨狼藉至らざる所なし。斯く双方の人気荒立ち悪事を犯す其中に敵に対して正しく事を行ひ之に深切を施さんとする者は実に大量なる人物といふべきなり。頃は紀元千七百四十六年英吉利と西班牙との間に戦...

童蒙をしへ草. 二編. 五 - 39 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
深切の心を抱くも和蘭国の政府なるが故なり其国の掟を評議し宗旨の教を進め世間の万事を取扱ふがために行はるゝ所の政度、風俗を良とするも和蘭国の政度、風俗なるが故なり右の次第を以て和蘭の人は大平無事の民と為...


eBOOK : 「文字之教附録 : 手紙之文

文字之教附録 : 手紙之文 - 22 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
十四段滞留 色々 厚く 深切 被成下 忝 丁寧 取扱麁末 印 進上 杖此度滞留中ハ色々御世話ニ相成候。〇厚く御礼

文字之教附録 : 手紙之文 - 23 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
申上候。〇御深切ニ被成下、 忝 奉存候。〇御丁寧なる御取扱ニ預り、忝奉存候。〇麁末の品ニ候得共、御礼の印までニ進上仕候。〇此紙ハ御子様方へ進上致し候。〇此杖ハ御老人様へ進上仕候。 十五段先刻 花見 同...

文字之教附録 : 手紙之文 - 28 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
当家へ奉公の後、何も不自由の事無之、旦那も御新造も誠ニ御深切、既ニ先日私事少し不快ニてやすみ候処、早速寸伯様の御薬戴き、御新造ハ朝夕私の部屋迄御たづね、気長ニ養生可致やう被仰下候ほどの仕合、私の身ニ取...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之二

文明論之概略. 巻之二 - 60 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...先ず衆論の非を正だすに在り。抑も官員たる者は固より近く国事に接するものなれば、その憂国の心も亦自から深切にして、衆論の非を患い百方苦慮してこの非を正だすの術を求むべき筈なれども、或は然らずしてその官員...


eBOOK : 「文明論之概略. 巻之六

文明論之概略. 巻之六 - 54 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...余輩の所見にてその最も著しきもの二箇条を得たり。即ち第一条は世に同権の説を唱る者、その論説に就き未だ深切なる場合に至らざることなり。第二条は外国の交際日浅くして、未だその害の大なるものを見ざることなり...


eBOOK : 「福澤文集. 上

福澤文集. 上 - 25 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ること能はず前夜の酒宴深更に及て今朝の眠八時を過ぎ床の内より子供を呼起して学校に行くを促すも子供は其深切に感ずることなかる可し妓楼酒店の帰りに聊かの土産を携て子供を悦ばしめんとするも子供は其至情に感ず...

福澤文集. 上 - 33 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...りも大なるを、知らずや子供は家に在て早く其習慣を成すものなるを、知らずや父母の教は学校教師の教よりも深切なるを、余輩断じて云はん家に財あり父母に才学あらば十歳前後の子を今の学校に入る可らず又これを他人...

福澤文集. 上 - 93 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...らぬなぞ其不都合は今日既に世上の親達の覚る所なり必竟其本を尋れば家庭の教の不行届なると、学校教師の不深切なると其無分別なると父母たる者が教育を軽んじて銭を愛しむと子供を等閑にして顧みざるとに由て生ずる...

福澤文集. 上 - 111 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
に非ず余輩別に所記あり○富民教育の文灰吹と金持は溜れば溜るほど穢なくなると云へり田舎の富民倹約も尤なり有金は金円にして椽の下に埋るか、思ひ切て公債証を買ふか、爪に火を灯して重箱の隅を楊枝でほじくり、一日胃の腑を欺て粗食し、一冬皮膚をだまして薄着をすれば一椀の飯一枚の着物は助かるべし免角に食ひ伸ばし、着伸ばすの策畧緊要なりと雖ども此策略は果して何の為にする歟己が命にも易へ難き巨万の身代を子に譲りて二代目の富民を作らんとの目論見なる歟、子供に対して深切の段は一応尤

福澤文集. 上 - 112 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
なるに似たれどもつくつく古来の歴史を見るによく此深切の行届きしものは甚だ稀なり道楽息子の話は姑く差置き律儀一片の男にても先祖の身代を失ひしの例は甚だ多し徳川の時代に御用金の為めに身代を潰したるに非ずや...

福澤文集. 上 - 113 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
の烟に消へて父母の深切も水の泡と為りしに非ずや是等の災難は決して天災に非ず人の心に思ひ立たる仕事なれば之を人災と云はざるを得ず人災なれば人の智恵を以て之を止め之を避るの術もあるべき筈なるに御用金の御沙...


eBOOK : 「通俗民權論

通俗民權論 - 17 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...る人智を以て著したる書なれば、その立論の旨にも往々粗漏なるもの多からん。若しも世間にこの著書を読て、深切に之を吟味詮索して不審を質問する者あらば、如何なる著述家にても之を悦ばざるものはなかるべし。我が...


eBOOK : 「時事小言

時事小言 - 102 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...の時に当て日本の政府は維新有功の元素を以て立つものなりと云うも、人民の社会はその功業の実情を知ること深切ならず。その状恰も今の児童に向て弓矢槍剣の利を説くが如くにして、殆ど感覚を起すに足らざることなら...


eBOOK : 「時事大勢論

時事大勢論 - 22 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...の名を呈し難し斯る有様にして人民は其適する所を失ひ迚も政府には容れられざるものと覚悟を定めて却て順良深切の念を断ち満腹の不平は之を言論に洩して喋々囂々底止する所あるなし遂に以て官民の間に深き溝渠を掘り...


eBOOK : 「兵論

兵論 - 96 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...とせん政府は大に之を嘉みして事を談じ財を与へ或は其事業たる新聞社等に救助保護するが故に論者は益熱して深切を尽し是れこそ永日依頼し又依頼せらる可き交際なりとて双方相信ずること益厚くして相互に疑ふ所なしと...


eBOOK : 「日本婦人論. 後編

日本婦人論. 後編 - 55 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
妻を愛するを知りて之を敬するを知らざるは世上一般の悪風俗にして、良家と称するものにてもこの風は免かれ難し。或は西洋文明の学者と名乗りながらも、この一義丈けは先ず以て和漢の古風を便利なりとして、男女同権など聞いて立腹する者なきにあらず。是等は沐猴にして冠するにはあらで、儒者の地金の半面に文明の鍍金して、御都合次第に裏を出したり又表を見せたりする者ならん。夫婦家に居り夫の威権固より強し、妻の言語挙動のおとなしきを見て心窃にこれを侮り、之に相談するは無益なり又面倒なりとの底意にて、日々の飲食衣服等の事の外は一切問答することなく、たま〱是れは大事と思うことに就き妻が不審を起しても、婦人の知る所にあらずとて唯一口に叱り付るか、左なければ笑て答えず。妻の身となりては実に取付端もなき有様にして、夫にさえ聴かれざることなれば他人が深切に之に語るべきにもあらず、詰


eBOOK : 「士人處世論

士人處世論 - 64 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ずや此策果して如何と質問したらば君は之を賛成すべきや我輩はその必ず然らざるを信ず、君若し我輩に対して深切の情あらば必ず此狂策を非して云く田舎に地主となりて大門戸を張るは一朝一夕の事に非ず数十百年来種々...


eBOOK : 「品行論

品行論 - 31 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
に昔年曾てその養父母が己れを養ふて衣食を与へ教育の世話まで力を尽したる無形の深切、有形の費用をも共に忘却して之を顧みざるが如きは自利主義の調子外れと云はざるを得ず又維新の一挙門閥を廃して四民同権の世の...

品行論 - 56 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...りて後を警しむるの情ならんと雖ども是れは親子の間にして然るのみにして先進故老の後進に対するは斯の如く深切ならず己れ曾て大酒にして今も禁酒すること能はざれば世間に酒客の多きを悪まず、己れの面に痘痕あれば...


eBOOK : 「男女交際論

男女交際論 - 39 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...を祈り、苟も双方の情に優しきものあれば大に之を悦ばず、例えば聟が旅行して嫁が別を惜しみ、嫁の病中聟が深切に看病などすれば、余り見苦しとて舅姑の意に逆うの奇談なきにあらず。尚おその極端に至りて舅姑の極め...


eBOOK : 「日本男子論

日本男子論 - 35 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...財を貪るその中に居て独り寡慾なるが如き、詐偽の行わるゝ社会に独り正直なるが如き、軽薄無情の浮世に独り深切なるが如き、何れも皆抜群の嗜にして自信自重の元素たらざるはなし。如何となれば書生の勉強、僧侶の眠...


eBOOK : 「国會の前途・国會難局の由来・治安小言・地租論

国會の前途・国會難局の由来・治安小言・地租論 - 130 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...論なく、仮令い或は無益ならんと思う所の小策にても、念の為めに之を試るは経世家の事にして、抑も亦国家に深切なるものと云うべし。故に政府当路の人々は、真一文字に民党に敵することを為さずして、却て之を籠絡す...

国會の前途・国會難局の由来・治安小言・地租論 - 220 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
手を出し無益に政費を費して唯徒に人民の煩累を為す其事情を喩へて云へば家の要用もなくして数多の裁縫師又は大工左官を雇入れ之に無益の給料を払ふ上に職人等も無事居食にては体面宜しからざるが為めに頻りに仕事を工風して家人に不用なる衣裳を作り既に手広き家作の外に又普請するが如し家計膨脹せざらんと欲するも得べからず即ち冗員は冗費を要し冗費は以て民を煩はすの資と為る、繁文の由て生ずる事情窺ひ見る可し試に各地方の現状を視察するに山林田野道路橋梁家屋等の制度、戸籍の調査、商業の取締、衛生の世話、教育の差図収税法、警察法登記法の如き逐一枚挙に遑あらず其手数の面倒にして且心配の多きこと、人民は恰も政府と名くる大家に嫁入して無数の舅姑に事へ又小舅姑に交はるが如し舅姑の心或は深切ならんと雖も嫁の身と為りては実に辛抱も出来兼る次第なり法を以て民を煩はす


eBOOK : 「實業論

實業論 - 38 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...気位は甚だ高くして動もすれば人民の保護を以て自から任じ、政法と徳義とを混同して夫れ是れと心配するその深切は却て仇と為り、俗に云う入らざるお世話と称すべきもの多し。例えば商売の組合を立てしめ工業の聯合を...

實業論 - 74 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...造し、遂には供給過多の為めに大なる失敗を取ることもあらん、先ず〱控目にする方然るべしとて、所謂老婆の深切なれども、憐むべしこの老婆は文明の商売に外国あるを知らず、一切万事、自国内の数を数えて進退を謀り...

實業論 - 75 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ゝ本なれ。世間に多き老婆論者は実業の素人にして、その知見の乏しきにも拘わらず能く言論を弄び、その心配深切の余りには遂に他の失敗せんことを苦労してその発達の道を妨ること多し。仮りに論者の言に従い、今の新...


eBOOK : 「福翁百話

福翁百話 - 99 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...、且つその婦人に智愚才不才もあることなれば、我輩は必ずしも夫妻事を共にせよと云うに非ず、唯事の成行を深切に語り聞かせて、時々その現在の有様を知らしむるの要を説くのみ。如何に不才不案内の女性にても、懇々...

福翁百話 - 120 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...ことにして、干渉云々に毫も不平はあるべからず。或は又人に実物の助力保護は与えずして唯これに忠告するは深切なりと雖も、相手の者がその深切を無にして聞入れざることあるも、之に対して不平はなき筈なり。左れば...


eBOOK : 「福澤全集緒言

福澤全集緒言 - 19 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...、体よく謝して分れたることあり。夫れより独り自から按ずるに、竜洲先生が亡父以来の旧縁故を以て斯くまで深切に忠告せられたることなれば、他にも亦必ず同感の人あるべきなれども、自分の文章は最初より世俗と決心...

福澤全集緒言 - 46 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...などこの道理を知らず、何でもかでも外国人は無法なるものと思込み、伊勢参宮の田舎者が宿引を疑うように、深切にさるれば底気味悪く思い、理屈を云うて聞かすれば無理を云うと思い、一から十まで疑心許りに凝り固ま...

福澤全集緒言 - 53 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...叩きたるに、小幡仁三郎(小幡篤次郎氏の実弟、十余年前米国遊学中に病死)真先きに発言して云く、米公使の深切は実に感謝に堪えずと雖も、抑も今回の戦乱は我日本国の内事にして外人の知る所に非ず、吾々は紛れもな...

福澤全集緒言 - 54 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...なしと雖も、学問は学問なり、立国は立国なり、決して之を混淆すべからず、公使館の証明券に付き公使の好情深切は飽くまでも多謝する所なれども、仁三郎は同窓の朋友と共に御断り申すと、その語気悲壮痛快、座中又一...

福澤全集緒言 - 60 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...を講究し、当時最近のフハラデー電池の事なども既に原書を熟読して飽くまでも了解し居ることなれば、外人の深切に説明するその厚意は有難けれども、実は是等の講釈に旅中大切の時を費すに忍びず、気の毒ながらその辺...

福澤全集緒言 - 84 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
に至れば、仮令い我家に強盗の犯入することあるも、妄に手を下すの理なしとまでに論じて、痛く私裁の宜しからざるを述べ、巻末に赤穂の義士、並に政敵の暗殺等を出してその例を示したるなり。余輩の第六編を解すこと斯の如し。 第七編は巻首に云える如く、六編の補遺にて、その趣意は人の了解に便ならしめんがため、人民の身分を主客の両様に分ち、客の身を以て論ずれば、苟も政府の憲法を妨ぐべからず、既に彼を政府と定め、此を人民と定め、明治の年号を奉じて、政府の下に居るべしと約束したる上は、仮令い政法に不便利なることあるも、その不便利を口実に設けて之を破るの理なしとて、専ら政府たるものゝ実威を主張し、又主人の身を以て論ずれば、政府の費用を払うて銘々の保護を託したるものなれば、損徳共に之を人民に引受けざるべからず、政府の処置に不安心なることあらば深切


eBOOK : 「福翁自傳

福翁自傳 - 81 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
と両人、昼夜看病して、凡そ三週間も手を尽したけれども、如何しても悪症でとう〱助からぬ。一体この人は加賀人で宗旨は真宗だから、火葬にしてその遺骨を親元に送て遣ろうと両人相談の上、遺骸を大阪の千日の火葬場に持て行て焼て、骨を本国に送り、先ず事は済んだ所が、私が千日から帰て三、四日経つとヒョイと煩い付た。容体がドウも只の風邪でない。熱があり気分が甚だ悪い。ソコデ私の同窓生は皆医者だから、誰かに見て貰た所が、是れは腸窒扶斯だ、岸の熱病が伝染したのだと云て居る間に、その事が先生に聞えて、その時私は堂嶋の倉屋敷の長屋に寝て居た所が、先生が見舞に見えまして、愈よ腸窒扶斯に違いない、本当に療治しなければ是れは馬鹿にならぬ病気であると云う。夫れから私はその時に今にも忘れぬ事のあると云うのは、緒方先生の深切。「乃公はお前の病気を屹と診て遣る。診て遣るけれども乃公が自分で処方することは出来

福翁自傳 - 82 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...云うような訳けで、仕舞には何の療治をしたか訳けが分らぬようになると云うのは人情の免れぬ事 緒方先生の深切であるから、病は診て遣るが執匙は外の医者に頼む。そのつもりにして居れと云て、先生の朋友、梶木町の...

福翁自傳 - 139 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...を貸したり、中には是れは極く軽い烟草だと云て態々買て来て呉れる者もあると云うような騒ぎは、何も本当な深切でも何でもない。実は私が不断烟草の事を悪くばかり云て居たものだから、今度は彼奴を喫烟者にして遣ろ...

福翁自傳 - 152 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...て居れば登級すると云う規則で、会読以外の書なれば、先進生が後進生に講釈もして聞かせ不審も聞て遣り至極深切にして兄弟のようにあるけれども、会読の一段になっては全く当人の自力に任せて構う者がないから、塾生...


eBOOK : 「女大學評論・新女大學

女大學評論・新女大學 - 82 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...といえり、誠なるかな、女子の親たる人、この理を知らずんばあるべからずと。以上十九箇条の結論、論じ去て深切なりと云うべし。我輩固より記者の誠意を非難するには非ざれども、女大学の著述以後二百余年の今日に於...

女大學評論・新女大學 - 105 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
なし。即ち双方の胸に一物あることにして、その一物は固より悪事ならざるのみか、真実の深切、誠意誠心の塊にても、既に隠すとありては双方共に常に釈然たるを得ず、之を彼の骨肉の親子が無遠慮に思う所を述べて、双...

女大學評論・新女大學 - 120 ページ : < eBOOK > / < テキスト >
...に見苦しく聞苦しきことは一にして足らず。畢竟婦人の罪とのみ云うべからず、社会の先達たる学者教育家の不深切と、政府の筋の無学不注意に由来することゝ知るべし。一 教育の進歩と共に婦人が身柄にあるまじきこと...