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デジタルで読む福澤諭吉




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タイトル 尊王論
別タイトル On reverence for the Emperor
著者 福澤, 諭吉 (Author)
石川, 半次郎 (Transcriber)
出版地 東京
出版者 集成社
出版年 1888 (明治21)
識別番号 福澤関係文書(マイクロフィルム版)分類: F7 A46
請求記号: 福 46-1 著作

[解説]

「帝室論」の所説を再論したもので、「帝室論」と併せて読まれるべきもの。この両書を併せて、福沢の死後に「日本皇室論」と題して出版されたこともある。
 明治二十一年九月二十六日から十月六日まで九回に亘り時事新報社説として発表され、同月四六判洋紙活字版の単行本として刊行された。この単行本は発行部数が多くなかったと見え、今日では極めて稀覯のものとなっている。表紙は淡紅色の洋紙を用いた薄表紙で、「福沢諭吉立案/ 石川半次郎筆記/尊王論全/東京集成社発発」と記され、見返しと遊び紙に淡黄色の洋紙を用い、緒言二頁、本文五十四頁、奥附と売捌所名とで二頁一丁を附してある。奥附は「明治廿一年十月廿二日刷成/明治廿一年十月廿三日出版/ 定価金拾弐銭/版権所有/編纂兼発行者大分県士族石川半次郎東京芝区愛宕下町二丁目二番地寄留/ 印刷者手塚源太郎東京京橋区南鍋町二丁目十二番地寄留/ 発見集成社書店東京神田区小川町十番地」と記してある、奥附の裏には売捌書店名が列挙してあり、東京の博聞社、丸善書店、小林新兵衛、春陽堂、大阪の三木佐助、梅原亀七、京都の大黒屋、熊本の長崎次郎、長崎の鶴野常蔵、鹿児島の富山仲吉、名古屋の川瀬大助、長野の協和堂、越後の目黒十郎、西村六平、仙台の佐勘書店の名がその所在地町名の肩書を附して掲げてある。
 この本には別に上製本が作られている。藍色のクロースを用いた厚表紙で、周囲に太い子持罫を配し、中央に二号活字大の清朝文字で「尊王論」と記したもので、罫も文字も金箔打ち込みで、ウラ表紙は周囲の子持罫はカラ押し、中央に唐草模様のような盾形のマークが金で打ち込んである。福沢の従来の著書には類例を見ない豪華本であるが、或は献上でもするために特別に製本したものであるかもしれない。


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