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デジタルで読む福澤諭吉




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タイトル 福翁百話
別タイトル One hundred discourses of Fukuzawa
著者 福澤, 諭吉 (Author)
出版地 東京
出版者 時事新報社
出版年 1897 (明治30)
識別番号 福澤関係文書(マイクロフィルム版)分類: F7 A49
請求記号: 福 49-1 著作

[解説]

福沢が随時、客と談話した話題を書きとめておいたものの中から百題を選んで取纒めたもの。明治二十八年中に百編を脱稿し、明治二十九年の二月二十五日の紙上に、二月十五日附の緒言を載せて予告し、三月一目から掲載し始め一週二、三回づつの割合で翌三十年七月四日の紙上で第百回を完結し、同月二十日 四六判洋紙活版刷の単行本として時事新報社から刊行せられ、明治版全集刊行以後の著作なので、たびたび版を重ねて、大正版全集の第七巻に収められるまでに、七、八十版を重ねたもののようである。
 単行本は、四六判洋紙活字版、「明治三十年七月出版/ 福翁百話全/時事新報社発兌」の文字を三行に配列し、周.囲に飾り枠を配した意匠で、序文二頁、目次九頁、本文三百八十五頁、奥附一頁、最後に「時事新報」と慶応義塾との広告がそれぞれ一頁つつ載っている。奥附によると、明治三十年七月十七目日印刷、同年同月二十日発行、定価は三十五銭である。編輯兼発行者は時事新報社で、その代表者として芝区三田四国町二番地十七号吉田東洋の名が掲げられ、印刷所は秀英社である。初版刊行の翌八月に再版が出たが、再版には、巻頭に「一面真相一面空 人間万事邈無窮 多言話去君休笑 亦是先生百戯中」の七絶三行書の福沢筆蹟の写真凸版が挿入された。
 この書には別に特製本がある。海老茶色クロースの厚表紙に背と角とに皮を用い、背に金文字で「福翁百話時事新報社発見」と打込み、上下端に金の飾り罫を配してある。本文用紙に竝製よりも質のよい用紙を使い、巻頭に「三十五年前撮影(文久二年和蘭にて)」と記した結髪帯刀半身像の写真と「最近撮影」と記した半身像の写真と二面の口絵を挿入してある。(但しこの「文久二年和蘭にて」と記してある写真は、福沢自身撮影地の記憶が確かでなく、自家に所蔵の原写真にはその包紙に「千八百六十二年蘭か英にて写したるもの」と記してあるが最近の調査によりこの写真はベルリンで写したものと判明した。) 奥附も拉製と同様であるが、定価は金壱円と記してある。巻末の広告は特製本にはない。


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