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デジタルで読む福澤諭吉




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タイトル 女大學評論・新女大學
別タイトル Reproof of "the essential learning for women"New essential learning for women
女大学評論・新女大学
著者 福澤, 諭吉 (Author)
出版地 東京
出版者 時事新報社
出版年 1899 (明治32)
識別番号 福澤関係文書(マイクロフィルム版)分類: F7 A53
請求記号: 6F@89@1

[解説]

徳川時代の女道論で最も勢力のあった貝原益軒の「女大学」に対しては、幕末、明治初期の頃から、福沢は甚だ批判的で、常にその所説を駁撃してやまなかったが、この書において福沢は「女大学」の各条項を徹底的に批判し、併せて自己の立場からの「新女大学」を書いたものである。
 明治三十二年四月一日から七月二十三日まで三十四回に亘り「時事新報」紙上に発表せられ、同年十一月菊判洋紙活字版の単行本として上梓された。序九頁、本文両編合計百十頁、跋文四頁、奥附一頁、中扉二丁、表紙は「福沢先生著/女大学評論新女大学全/時事新報社発行」の文字を簡素な飾り枠で囲んだ意匠で、奥附は十一月廿一日印刷、同廿四日発行、発行者及び発行所は時事新報社でその代表者は前掲の吉田東洋、印刷所は秀英社である。定価は弐拾銭であるが、別に定価四拾銭の上製本もあり、これは鶯茶の絹を表紙に貼り、紫の絹絲でニケ所を結び綴にしたもので、「女大学評論新女大学全」の文字を印刷した白絹を題箋として中央に貼り、本文用紙も竝製のものより良質のものが用ひてある。蓋し結婚などの贈答用に製られたものであろう。福沢は上製竝製ともに盛んにこれを人に贈ったものの如く、中扉の裏に「男子も亦この書を読むべし明治三十四年福翁記」と肉筆で記した贈呈本が沢山ある。
 明治三十一年の「福沢全集」刊行以後に本に成った「福翁自伝」「福翁百話」を始めとして前掲「福沢先生浮世談」やこの書などは、福沢晩年の傑作として世に迎へられ、しばしば版を重ねた。
 この書は大正の末頃までに五十版ぐらいまで行われたもののようである。


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