著作権を理解する

知的財産権の一種である「著作権」

著作権とは、「知的財産権」の一種です。「知的財産権」とは、人間の創作物に対する、創作者の持つ権利の総称です。

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著作権とよく似た権利に「肖像権」「パブリシティ権」などがありますが、これらは「人間の創作物」に対する権利ではなく、人間の人格そのものに対して認められる権利です。これらの権利を守るのは著作権ではなく、憲法や民法になります。

【参考】

肖像権
民法上,人は,自分の肖像(写真・絵画・彫刻など)をみだりに他人からとられたり使用されたりすることから守られなければならない。このような人の人格的利益の側面を肖像権と呼ぶことができ,これを違法に侵害すると不法行為 になる〔民709・710〕。違法性の判断は,報道の自由 ・表現の自由 との関連上微妙な問題を生じる。報道写真で公共性があるものは違法性を帯びないが,公共性のないものについては,本人の承諾がなければ違法性を帯びると解される。
(金子宏, 新堂幸司, 平井宜雄編. 法律学小辞典.第4版補訂版, 有斐閣, 2008.)


パブリシティ権
俳優,芸能人,スポーツ選手等の有名人は,人格的な利益が通常人に比べて減縮される一方,自己の氏名,肖像を対価を得て第三者に利用させうる財産的な利益がある。人の肖像,氏名が商品広告等に営利的に使用される場合に,人がもつ財産的な利益がパブリシティ権である。
(世界大百科事典.改訂新版, 平凡社, 2007.)
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