プレゼンテーションのための資料をデザインする

文字による対比

特定の情報を強調し、他の情報との違いを際立たせることは、プレゼンテーションの焦点を定め、聴衆にとって情報を理解する手助けとなります。違いを強調することにより生まれる対比は、注目すべき点を容易にするだけでなく、その与える印象により聴衆の目を引き付けることができます。

対比を生み出す方法として、ここでは、書体の選択と文字の大きさや線の太さ、色の選択と組み合わせについて説明します。書体や色は、プレゼンテーションの雰囲気や印象に影響を与えます。そのため、自分がプレゼンテーションに持たせたいイメージや、ターゲットとする聴衆や発表の場の雰囲気に合致する書体や色を選択することはとても重要なポイントとなります。

書体の選択と文字のサイズ・スタイル

次のAとBのどちらにあなたは目が奪われますか? ここでも文言はまったく同じです。

対比を生み出す最も簡単な方法は、大きさに変化を与えることです。

Aでは、文字の大きさに変化はありませんが、Bではそれぞれのグループの見出しを強調するために文字の大きさを大きくし、説明文の文字をわずかですが小さくしています。こうしてできた対比により、Aに比べBのほうが、「情報リテラシーを身につけるために日吉メディアセンターで行われているプログラムに、「情報リテラシー入門」と、「情報リテラシーセミナー」の 2つがある」ことを短時間で容易に理解できるはずです。

次に書体について考えてみましょう。

プレゼンテーションでは、いかに相手にわかりやすく伝えるかが重要です。そのため可視性が高く読み取りやすい書体を選択する必要があります。さらには、その書体が与える印象についても考慮する必要があります。プレゼンテーションの内容は同じでも、どのような書体を使用するかで聴取に与える印象は変化します。あなたが自分のプレゼンテーションに持たせたいと考えているイメージや、プレゼンテーションを行う場のもつ雰囲気、あるいは聴衆のタイプといったものに、それが合致するものであるかどうかを吟味する必要があります。

次のA〜Dは、異なる書体を用いた以外、内容はまったく同じです。書かれている内容が理解しやすいと感じるものはあるでしょうか?それはなぜでしょうか?またそれぞれについてどのような印象を受けるでしょうか?

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