統制語とは何か?データベースでは、図書や論文のタイトルや著者名等のデータが、フィールドに格納されていることがわかりました。私達は、検索するフィールドを指定することで、効率良く該当するレコードを探し出すことができます。 次に、みなさんが自分のトピックに合ったレコードを検索するために重要な、データベースに特有のフィールドについて学びましょう。それは、内容を表すことばを格納するフィールドです。 再びKOSMOSの検索結果の詳細画面を例として見てみましょう。 ![]() KOSMOSでは、内容を表すことばは、主題というフィールドに納められています。この例では、この図書の内容を表すことばとして「環境衛生」、「汚染」、「化学物質」という3つのことばが付与されています。このことは、この図書が環境衛生、化学物質、汚染について書かれた本であることを意味します。私達は、この主題のフィールドを利用して内容からレコードを検索することができます。 例えば、KOSMOSでタイトル中に「化学汚染」ということばが含まれる「図書」を検索し、レコードの詳細表示をみて、件名を調べ、環境衛生という件名で再検索する(内容が環境衛生について書かれているものを探す)と、また違った図書を発見することができるでしょう。このように件名で探すことによって、タイトル中にそのことばが含まれていなくても、内容から探すことができるようになっています。 内容を表すフィールドに格納されることばを、一般に統制語と呼びます。データベースで利用できる統制語はあらかじめ決められており、それらは各データベースに付属するキーワード(集)、シソーラス、件名(集)、サブジェクト・ヘディング(集)などで調べることができます。
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