法令の探し方

法令を参照する

法令の引用・法令の成立過程

教科書を読んでいると、必ず法令の引用に出会います。多くの場合は初めに正式に引用を記し、「以下○○という。」といった形で略称を用いることになります。したがって、教科書の一部だけをコピーして読んでいる場合には、法令の正式な名称がわからず、検索に時間がかかってしまうことがあります。教科書のコピーを取る場合には、必ず中に引用がされているかどうか、その引用が略称かどうかを確認します。

では、まず正式な引用がされていた場合の引用の見方から説明します。下の例では、「国家公務員法」が法令の名称になります。次の「昭22.10.21」は「昭和22年10月21日」の意味で、これは法令の「公布」年月日を指します。この「公布」年月日については後でまた説明します。それから、「法120」の意味は、「その年に制定された120番目の法律」という意味です。

引用の見方

ここで注意して欲しいことがあります。法令の場合にはその制定過程において「制定」「公布」「施行」の3つの重要な日付があります。「制定」はその法令の制定改廃に関する権利を有する機関が制定の決議をした日になります。法律の場合は、国会の本委員会での決議日になります。「公布」というのは、法律の制定後、その内容を広く知らしめることで、法律の場合には官報に掲載されます。この日付を公布日といいます。多くの場合、法令は公布の段階ではまだ効力を持ちません。法令には「施行日」というものが定められており、この「施行日」が実際に法令が効力を持つ日付です。法令の制定改廃によって利害を被る国民が、それに対して十分準備ができるように配慮したのが、公布と施行の制度です。もっとも、省庁の内部の規則などで、周知期間が少なくて済むものについては公布と同時に施行がなされることもあります。

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